モラトリアムとか

京大生没落エリートがはたらいたこともないくせに会社勤めとフリーランスを考えてみたで、という話。
夏の終わりに盛り上がっているね。

「自分の売り物」を作るという意味では会社勤めの経験はあったほうがいいかも
大体同意。

ところで気になったこと。

「いつかビッグになれる」という可能性というか選択肢というか、そういうものをホールドしておきたいという貧乏性。


何かに所属してしまうと自分の可能性が閉じられるのではないか?と思い込んでしまう病。
まぁそれってモラトリアムなのか。

思うのだけど、
例えば、普通に会社員とかになってとりあえず生活の基盤を作りつつ、起業するとか、
組織に所属しつつもモラトリアム継続中とかってのは普通にできるんだけどね。
どこかに就職してしまうと自分の可能性が減るという「恐れ」は杞憂な気がするんだけどな。

確かに「新卒」の可能性というのは未知数故に最大化されてはいるけど、
でもそれは年齢に起因するものだし、
とりあえずどこかに就職しつつ、他の転職先や職業や商売や起業を検討するとかって普通にできるんだけどね。
ってか、野心がある奴は普通にそれやってる。

まぁ会社員に対するイメージがあまりに貧困なのは仕方ない気もする。
会社員でも「公務員って終身雇用で9時5時のラクな商売でしょ?」みたいに考えている人も多い訳で。
「なぜ子供達はスポーツ選手や芸能人に憧れるのか?それはメディアを通してもっとも身近な商売だから」
と似たような話なんじゃないかな。
昔に比べてビジネスマンをネタにしたテレビとか雑誌等のコンテンツがよりリアルにはなってきているので、
状況としては少しはまともかな、とは思ったのだけど、やっぱり実際に体現しないと難しいのかね。

大体、会社員という言葉だけを行動選択の理由にするのにはムリがあって、
「ほ乳類より鳥類がいいよね。だって空飛べるじゃん」
ぐらい大雑把だよな、やっぱり。