『暴走する資本主義』読了とか

読み終わった。



要するに企業は消費者と投資家の意思を反映するインフラそのものであり、
「公共の利益」といった市民的なものを要求しても仕方ない、と。

「期待すんなよ」っていうのはなんとなく同意。
ただ法人格の否定はやっぱり難しいんじゃないのかね。
民主主義的プロセスへの参加からなるべく遠ざけるというのはなんとなく分かるのだけど、
経済活動を行う主体としての位置づけは外すのはちょっと難しいんじゃないのかな。

先程までNHKで税金の討論番組がやっていて、
竹中氏とかは「企業の利益が国民に波及する」みたいに言っていたのだけど、
「企業活動の利益が市民の利益とはマッチしない時代」
であるならば、そういった理論は一端封印せざるを得ない気がするのだろうけどね、どうだろ。