単一テクノロジー、ゴーイングコンサーン

「この事業は継続しないなぁ」と傍から見ていて思ってしまうよな会社というのが存在する。

今だとADSL専業とかか。
ADSLが「つなぎとしてのインフラ」であるのはなんとなく皆気付いている気がするし、
そこに10年、20年で投資を回収できることを見込む人はあまりいないだろう。

まあ実際にはそういう商売が数多存在するのだろうな。

一昔前であれば、Linuxパッケージを有償で提供する、というのも十分に商売になったハズだが、
今ではそれは相当に難しいということはなんとなく理解できる。
「サービス付加」を行うことにより、対象領域を微妙にズラしているケースが多いだろうし。

「企業はゴーイングコンサーンが前提」とは言うが、実際には10年もたない会社が圧倒的に多いわけだし、
ましてやトレンドの変化が激しい、テクノロジードリブンな企業であればますますその傾向は強いだろう。

言い換えれば、単一テクノロジーに依存した企業がゴーイングコンサーンを主張するのは何だか危うい。

なので、妄想するのは「期限付きの企業」だったりする。
3年で解散予定の企業とか。
そもそも委員会方式の出資モデルとか割とそういうことを念頭に置いているのかしら。

ただ、実際には「企業」はしぶとい。
なんだかんだで他の有効なビジネスモデルを見つけてしまい、とりあえず生き長らえている企業が如何に多いか。