「理解」と「暗記」

原点に戻って徹底的に納得するまで理解する

大人になって気がついたのだが、世の中にはその手のことを理解せずに「暗記」してしまえる能力を持つ人たちがたくさんいるということ。そしてそうやって根本を理解せずに身にまとっただけの知識を元に仕事までしてしまう人までがいるから驚きだ。  そんな薄っぺらな知識を元にしても結構なんとかなってしまうものだが、そんな人たちはちょっとした例外条件が発生した時などに応用が効かない。本質を理解していれば絶対にするはずがないミスなどをしてしまう。


昔、英語の試験で、
なぜ辞書持ち込みが不可なのか?「理不尽だなぁ」と思ったりしてましたが。
「暗記って実際には調べれば済むことじゃない。そんな大事なのかね」とか。

瑣末な事柄については、「理解」にこだわらず、流してしまうこともありますが。

「根本」を理解せずに・・・とはあるが、そもそも「何をもって『根本』とするか」自体が人によって微妙に異なるという話もあり。
この業界の人はコンピュータ扱って仕事している訳だけど、メモリが保持されるハードウェア的仕組みとか(自分も含めて)そこまでは理解してないだろうなぁ、とかね。

前述した辞書の話でもそうだけど、「暗記」って機械的補助が容易なんだよね。
PCや携帯へのメモなり紙なり手に書いておくなりすれば何とかなるし。
ただ、「理解」については、機械的補助がなかなか難しい。
図式化とか具体化とか細分化とかテクニックはあるけど、それらのテクニックを使用したとしても「暗記」より単純じゃないし。