メインフレーム

人月計算とExcelとスーツの世界より

かつてのメインフレーム領域は次々とオープンシステムに置換されていったわけだけど、金融系は一体いつまで残ることができるのだろうか、とか。

ただ、製造対象自体はメインフレームだろうがオープンシステムだろうが実はどうでもよくて・・・、「開発物管理手法」や「製造手法」がレガシーであるということは実は別問題の気がする。
それはつまりあれだよ、「プロダクトがシステムであること」と「プロセスをシステム化すること」は異なるってことだよ。
SubversionWiki、Bugzilla・・・、こういったなんらかのOSSツールとして取り込み、その恩恵を充分に受けている(メインフレームの)プロジェクトが多いとは思わない。
Excelの呪縛があまりに大きいから、なのだろうと思うけど。
(ただExcel自体もWebのデータを参照できたり、ネットに対するポテンシャルはあるので、そういった意味ではものすごく誤解されているアプリケーションだ)

否、OSSなんか関係ないのだろう。
レガシーなやりかたに拘りすぎている。
生産性に対して誠実ではない。

こういうのを見ると、全くもってITが世の中に浸透してないな、と実感してしまう。
システム屋がシステム化の恩恵を充分に理解できているとは限らない。

「まぁアジャイルとかオープンソースとか流行しているみたいだけど、メインフレームは品質第一だし、バグなんて絶対出しちゃいけないし、そういうのとは違うよ」
半分だけ合っている気もするけど、・・・あーそれって「聖域」ってことなのか?と。

むしろ、
「システム構築は不可視領域が多い為、容易に業務の排他的状況を作りうる」性質の乗っかかっているだけの気もするが。

先輩は誇らしげに言う。システムはたいしたことをやっていない。業務知識こそが大事なのだ。 ユーザーより詳しく業務を理解し、適切に提案し、設計する能力。 協力会社を率いて、わかりやすい文書で指示を行い、スケジュールを調整する能力。 人を動かすぶん、責任も大きくやりがいもある。優秀な人材こそが我が社の強みだ。 そんな人材が育つよう、我が社は安定して働ける環境と福利厚生を整えている。

これを思い出した。
システム開発はプロセスに金がかかるがそれは二の次だという温度差
「プロセスがどうか?」というのはエンドユーザにとって本質的価値ではない。