『雑談力』読了とか

2時間ぐらいで読めちゃったけど、
面白かったよ。



よくある話し方教室的な本ではなくて、「おしゃべり」の功罪について触れた本。
「おしゃべりとかコミュ力とかウゼー」という人は読んでみるといいかも。
語られる領域が不十分な気もするんだけど、一端について知るにはいいと思う。

ってかね、「本当に重要な情報が流れてくるのはインフォーマルなおしゃべり」とか、
結構、ドライなんだよね。

例えば、悪口の社会的効用について、

1. ルール作りの道具
2. ホンネの新人教育の道具
3. 「派閥」は悪口によって組織化される
4. 「情報通過」としての悪口

例えば、悪評とか「悪い口コミ」について、
それの信憑性は通常の企業広告よりも絶大だと定義した上で、

悪い口コミは、企業の担当者には聞こえてこないのです。企業がとりうる唯一正しい戦略は、消費者に不満があったらすぐにでも苦情行動をしてもらえるようなシステムづくりです。自社製品から他社のブランドに移行する消費者にたいしてもお手伝いするぐらいの気概が必要なのです。そのことが悪い口コミを防ぐ唯一の方策なのです。



書籍自体は軽い感じですらすら読めるので息抜きでもいいんじゃないかと。